毎日新聞によると、3月25日に秋田県三種町の山本ふるさと文化館で「長信田の森心療クリニック」(児玉隆治院長)を利用している不登校や引きこもりの若者たちが演劇を行ったそうです。
演目は「雨ニモ負ケテ ふるさとの」(脚本・高木豊平)。昨年好評だった、定時制高校が舞台の「1人の教師と14人のエリートたち」(脚本・きしだみつお)に続いての上演です。
若者たちは約2カ月間も稽古を重ね、異なる世界で生きる人たちが共に認め合い、前向きに生きていく姿を熱演。会場に訪れた約400人の観客たちからたくさんの拍手が送られたそうです。
昨年に続いて演出を指導した能代市の演劇集団「展楽座」の主宰、工藤慶悦さんは「若者たちが自主的に熱心に練習に励んだ成果が舞台に出ていた」と話していたそうです。